歴史も長く、また奥も深い焼きものの世界。
基本的なところをおさらいしてみると・・・。

世界で一番古い焼きものは?
放射性炭素を使用した年代測定法では、日本の縄文土器が、今から1万年以上も前に遡り、世界最古の土器となる。しかし、測定法の信憑性、文化の発達面などから、最古と断定するには、まだ疑問の余地が・・・。

陶器の変遷は?

土器の系統は縄文土器、弥生土器、土師器(はじき)を経て、現代のかわらけに。一方、古墳時代にろくろと窯が登場し、須恵器(すえき)というしっかり焼きしめた器が登場。そして、奈良朝には釉薬をかけた焼きものでもある陶器が焼かれるようになり、さらに17世紀初頭には、大陸から磁器の製法が伝えられた。

よく聞く「六古窯」とは ?
日本を代表する六つの古い窯場で、瀬戸、常滑、越前、信楽、丹波、備前のこと。その後、他でも鎌倉・室町期の窯場が発見されたが、そのほとんどは消滅。現在まで脈々と続く確かな足取りも、代表的窯として高く評価される所以である。

陶器と磁器の違いは?
陶器は粘土を原料とし、やや吸水性がある。磁器は石の粉末を使い、吸水性が少なく硬質なのが特徴。ただし、陶器にも石類を使うものがあり、同じ原料でも焼成温度の違いで、低い(700〜800℃)ものは陶器に、高い(1250〜1400℃)ものは磁器になる。また、原料、釉の有無、素地の硬さや色合い、吸水性、透明性などから、土器、陶器、石器、磁器の4種類に分けることも多い。

形を作るのにはどんな方法が?

手だけで作る手づくね(手稔り)、粘土を紐状にして巻き上げていく輪積み(紐作り、巻き上げ)、板状にした粘土を張り合わせて作る板作り、型を使う型作り、ろくろを使うろくろ作りなどがある。最近では、ろくろ作り風の型もあるとか。買う時はしっかり確かめて!

釉薬って?
陶磁器の表面を、ガラス質部分で美しく装飾する他、滑らかに強くし、また吸水性を減らす役割をしてくれる。最もポピュラーな灰(木灰)釉は、木灰や石灰灰に長石、珪石、粘土などを加えて作る。微量の鉄化合金により灰緑がかる場合が多いが、透明に近いものもある。他に鉛釉、鉄釉、錫釉、アルカリ釉が代表的。